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ひろひろぐ。

広くネタを拾い扱っていきます。

最遊記RELOADを読んでいるので紹介します!

こんにちは。ひろきてぃです。
あなたは漫画を読んでいますか?

漫画は子供向けではありますが、大人が読んでもいいものです。つくり手は大人です。大人が作った作品を読まない手はありません。読みたい漫画がないならおすすめの漫画を紹介します。

私は、前回読み直した漫画がありましてその本を先日読み終え、その続編を読み始めました。私が読んだ作品で最遊記の続編といったら、もちろん何だかわかりますよね。

最遊記RELOAD」です。

最遊記RELOAD」は最遊記の後に発表されたお話で、前作よりもさらに西へ進んで行きます。

今回は最遊記RELOADという作品について紹介していきます。どうぞお付き合い下さい。

《目次》

最遊記RELOAD」とは?


最遊記RELOAD
作者 峰倉かずや
出版社 一迅社
掲載誌 コミックZERO-SUM
発表期間 2002~2009
巻数 全10巻

前作の終了からすぐに、次が始まっていますね。
彼らは決して立ち止まらないということでしょうか?前作はGファンタジーでしたが、掲載誌が変わって、コミックZERO-SUMとなっています。

私が自分で本格的に読み始めたのはRELOADからですね。ZERO-SUMの雑誌も毎回買っていましたし、情報もチェックしていました。最も夢中になっていた時期がRELOADでした。

ここで、最遊記RELOADとはどんな作品か気になりませんか?
気になるあなたにあらすじをご紹介します。

あらすじ


人間と妖怪が平和に暮らす桃源郷。しかし、そんな桃源郷に突如として暗雲が立ち込める。負の波動によって各地の妖怪たちの暴走が広がるなか、異変の元凶となっている牛魔王の蘇生実験を阻止するために三蔵一行は西へと向かっていた。

ストーリーは『最遊記』から約半年後、旅に出てから一年が経った桃源郷が舞台。前作『最遊記』に引き続き、彼らが1人の"男"として大きくなった過去編も充実している。

ヘイゼル=グロースとその従者ガトという敵か味方か未だ分からない男たちも加わり、さらに現在と過去を繋ぐ人物・烏哭三蔵法師も姿を現す。衣装も新たに再び弾が込められた彼らは、また走り出す。

ちなみに衣装を変えた犯人は八戒だったり。
前作に比べて「人間と妖怪の関係」に焦点を当てたストーリー構成となっており、人間だけが被害者とはいえないエピソードが描かれるなど、重い展開が見どころ。

前作との変更点


RELOADは三蔵一行の衣装がカッコよくなっています。特に悟浄。正直、悟浄スタイルは憧れました。しかし、私の足が短すぎたのと、イケメンではなかったので夢は潰えました。いきがっていた高校一年生でした。

三蔵はほとんど変わっておらずブーツになり、悟空はハーフパンツ気味に、八戒はシャツINしていた状態からシャツを出すスタイル、悟浄はジャケットに黒のパンツです。

三蔵曰く法衣は伝統的なもので、最高僧「三蔵」としての正装だから変えられないとのこと。

そして、最遊記RELOADオリジナルのキャラクターも登場しており、関西弁を話す退魔師の「ヘイゼル=グロース」とヘイゼルの従者「ガト=ネネホーク」という人物が登場します。

二人は西の大陸から来ており、西の人間は関西訛りがあります。見た目外国人なのに関西弁で喋っているのが何とも面白いです。

牛魔王サイドにも、動きがあり確実に牛魔王蘇生の準備が整っている様子。しかし、RELOADでは、あまり牛魔王サイドは絡んできません。
紅孩児ファンのあなたはドンマイです。

また新たに、三蔵一行以外の「三蔵」が現れます。三蔵一行の三蔵は「玄奘(げんじょう)」という名前ですがもう一人の三蔵の名前は「烏哭(うこく)」といいます。

彼は、裏で暗躍していましたがRELOAD終盤にて姿を現し玄奘三蔵一行と激突します。
三蔵一行はどのように攻略するのか、結末は是非その目で確認して下さい。

作品を見どころ


RELOADでは、三蔵一行の過去やオリジナルキャラクターの烏哭やヘイゼルとガトの過去話が掘り下げられています。

三蔵がなぜあんな感じになったのか、悟浄と八戒はなぜ一緒に暮らしているのか、三蔵はなぜ悟空を連れていったのかなどがわかります。

また、三蔵の師である「光明(こうみょう)」と烏哭の師である「剛内(ごうだい)」三蔵法師が出てきます。そして、烏哭三蔵が誕生するまでとヘイゼルとガトの関係も描かれています。

また、三蔵が持つ経文についても語られています。三蔵は本来「玄奘」以外に四人いて、それぞれが異なる名前と効果を持つ経文を守護しているそうです。

三蔵の守護する経文は全部で五つあります。

神々が世界を創造したとされる経文らしく、五つ集まるとどんなことが起こるか未知である為に意図的に五つ集まらないように三蔵達は各地に散って行動しているという事が三蔵の口から語られています。

RELOADでは、牛魔王サイドに二つ。玄奘三蔵が持つ経文が一つ、烏哭三蔵が持つ経文が一つ確認されています。最後の一つはRELOADの時点では不明です。

また、前作に比べて「人間と妖怪の関係」に焦点を当てたストーリー構成となっており、妖怪が人間を虐げる存在なのか、人間が妖怪に虐げられるだけの存在なのか、二つの種族間の対立がよりリアルになっています。

桃源郷で起こっている現実を知ることにより、半端者の悟空、悟浄、八戒はどのような選択をするのかが、見どころです。

ギャグパートもありますが、前作よりも重い展開が多いので本当にオアシス程度です。後半の物語になるに連れてハードさが増していきます。

そんなハードな展開が続くRELOADですが、私が何より驚いたのは悟空の成長っぷりです。
最遊記の頃はただの小猿だったのに小さな子供を守ったり、大人を諭したり、自分で物事を深く考えて決断したりと、成長が半端ないです。

すっかり大人の男になっています。

RELOADでは悟空にとって辛い別離があるのですが、その時の悟浄の台詞がものすごくカッコよくて、八戒の表情もたまらないんです。

何より悟浄の一言に全てが集約されています。
このシーンはRELOADを手に取って読んで下さい。

私は号泣しました。あなたもグッとくるはず

作品の特徴


絵柄が、今風でスマートになり綺麗になっています。前作よりも古臭さが無くなりました。また、BL要素はほとんどありません。仲間同士の絆や男同士の友情が描かれています。

ナヨナヨした友情ではなく、サッパリしています。

物語の舞台も西へ近づいているので、異国文化も多くなっています。中華風な感じよりもよりアジアンテイストになっている印象です。

また、戦闘シーンもド派手になっていて躍動感が出てきました。悟空達がよく動きます。
しかし、背景が淡白すぎて何が起きているのかわからないシーンもあります。

これは私だけかも知れませんが。

そして、最遊記の最大の特徴であろうリアルな表現がパワーアップしています。戦闘シーンのダメージの書き方がものすごくリアルなんですよね。

イケメンがゲロ吐くシーンってありますか?

キャラクターがゲロを吐く描写が、他の漫画にあったとしても、メインキャラクターが思いっきりゲロを吐くとかギャグ漫画かホラー漫画だけだと思っていました。

しかも、キャラクターの覚醒展開とか都合の良いものはないですからね最遊記は。
あくまで、三蔵一行の力だけで闘います。だからリアリティがあって泥臭さがあります。

しかし、強大な敵に挑む、苦戦する、ボロボロになって生還は最終巻の鉄板のパターン化しています。

またかという展開も多かったり、似たようなパターンもいくつかありますが、それでも安易に敵と決着をつけない所がまた良いですよね。

作品のこだわり


一見、三蔵一行の進む道に関係のなさそうなストーリーでも後になってキャラクターの成長や変化を与えています。人はそれを寄り道と言いますが、寄り道をしたことにより成長したり変化したりする描写が表現されています。

ハードな内容のストーリーですが、登場するキャラクターのクセとギャグ線が良い意味で強いです。そしてそれと対抗するように、ゲストキャラクターはものすごくキツい結末を迎えます。

それが、三蔵一行の行動に説得力を与えているのですが、読めば読むほど容赦ない描写が多いなと思うことがたくさんあります。やはり峰倉先生はドSです(笑)

RELOADでも、峰倉節は炸裂しまくりです。どうしてこう、読者を奮い立たせる台詞があんなに出てくるのでしょうか。

もはやこのやり方は、峰倉先生のスタイルですね。そりゃ、女性人気が高いはずです。

どんな人におすすめ?


それはもちろん「最遊記」を愛する全ての人におすすめしたいです。最遊記を読んだことがない人も、最遊記を読み終わった人も、最遊記を読み尽くした人も読んで欲しい作品です。

確かに、絵柄の好みもありますしキャラクターの生き方や台詞が鼻につく人もいるでしょう。

合わない人には合わない作品ですし、決して一般受けはしないとも思います。知名度のある作品ではないマイナー向けの漫画です。

でも、日常で悩んでいたり生き方で行き詰まっている人には、自分らしく生きるヒントが描かれています。三蔵の悟空達に向けた台詞が読者への説法みたいになっていて、読む価値はありまくりです。

最遊記RELOADを鵜呑みにして生きろとは言いませんし、人生のハウツー漫画ではありませんが、紛れもなく人の生き様と人生をどう生きていくかを描いた作品です。

まとめ


最遊記RELOAD、全10巻とボリュームたっぷりの大作ですが、まだ終わりではないそうです。最遊記RELOADを読むと最終巻で「RELOAD」に込められた意味が分かるようになります。

このまとめでは、意味をお答えしませんがそれはあなた自身で作品を手に取って読んでみて下さい。

内容が濃くて、腐向けの作品ではない事がきっとお分かりいただけると思います。読んでいるうちにキャラクター達にも、愛着が湧いて推しキャラができること間違いないです。

最遊記RELOAD全10巻。10年前の作品ですが、絶賛発売中です。ぜひ読んでみてください。
後悔はしないはずです。

以上。ここまでありがとうございました。
ではまた!