一人暮らし良いとこ
こんにちは。ひろきてぃです。
前回、実家暮らしの良さと悪さを書かせて頂きました。実家暮らしでも馬鹿にしたものではなく良いこともあるんだよっていう話をしました。
お恥ずかしい話。私は人生で一度も実家を出た事がありません。実家暮らしの良さに取り憑かれ過ぎて出られなくなっていました。それでも一人暮らしに憧れは持っています。
一人暮らしって、家事、炊事、洗濯、家賃や光熱費やらなんやらが大変というイメージがあります。実際に自分でやりくりしなければなりません。しかし、自由は完全に保証されます。
それって、一人暮らしって自分の城を持っているのと同じだと思います。誰に気兼ねなく使える空間に住めるのは素晴らしいと思います。
今回は、実家暮らししかした事のない私が一人暮らしについてを書いてみようと思います。
《目次》
一人暮らしに憧れて
一人暮らしの最大の良さって自由だと思います。なぜかというと、自分一人で何でもできるという強みがあります。昼寝していようが、YouTube見ようが昼間から酒を飲んでいようが自由です。誰にも文句は言われません。
さらに、一人暮らしは部屋のレイアウトなんかもこだわることができます。好きな家具をおいたり好きな配置にしたり、自分の思うままに使うことが可能です。自分だけの秘密基地を作っているような気分になりますね。
また、友達や女の子、彼女を連れてくることもできます。実家暮らしだと、家族がいるため連れてくるのをためらってしまいますが、一人暮らしだと遠慮はいりません。
堂々と連れ込めます。←大事なことですよ
ご飯も常に好きな物を食べることができます。実家暮らしだと、親が食事を用意していることが多く、献立が決まってしまいがちですが一人暮らしなら外食でも自炊でもなんでもできます。
飲み会で、夜中遅くなってしまうときってありませんか?そんなときでも、一人暮らしなら時間を気にせず家に帰ることができます。
実家暮らしだと家族が先に寝ていたりして、夜中遅くに帰ったときなんかは怒られたり、めちゃくちゃ嫌がられたり迷惑がられたりします。その点一人暮らしならその心配はいりません。
堂々と帰って来ていいのです。
学校や仕事などで疲れている時、休みの日ぐらいずっと寝ていたいですよね。でも、実家暮らしだとお母さんに無理矢理起こされて「いつまでも寝てると掃除の邪魔」だとかなんか言われて、叩き起されます。
しかし、一人暮らしなら誰にも叩き起されることなく好きなだけ寝ていられます。朝から晩まで寝ていていいんです。それって最高だと思いませんか?
デメリット・オブ・一人暮らし
一人暮らしには、デメリットもたくさんあります。そのデメリットを減らすことができても、避けることはできませんし一人暮らしをしている人は誰もが通る道です。
一人暮らしだと、自分に何かあった時に誰にも頼れないというリスクがあります。病気をしたときなんかが、一番それを実感すると思います。病気で動けなくなった時に看病はおろか病院にすら行くことが難しくなります。
家族や友人など、誰か頼れる人と連絡できるようにしておくのがベストです。病気が悪化してそのまま……なんて最悪な事態もありえますので、連絡はできるようにしておきましょう。
一人暮らしで、最大のデメリットは家賃や食費、光熱費の存在ですよね。実家から仕送りがきているのならば安心ですが、実家が頼れない場合は自分で働いて払わなくてはなりませんし家計費のやりくりもしなくてはいけません。
家事、炊事、洗濯も自分でやらなくてはなりませんね。一人暮らしですので、誰もやってくれる人はいません。洗濯物を干すのも、食器を洗うのも全て自分です。
洗濯物も食器も汚れたまま溜まってしまうと大変なことになるので、こまめに洗うようにしましょう。
また、寝坊、寝すぎに注意です。実家暮らしなら誰かしら起こしてくれるかも知れませんが、一人暮らしだと自分しかいないので自力で起きて学校や仕事に向かわなくてはなりません。
信用に関わることですので、きちんとしておきたいものです。
そして、一人暮らしは何より寂しいですね。家に帰っても誰もあなたを迎えてくれる人がいないのです。ペットが居てくれれば寂しさを紛らわせることができますが、人肌が恋しくなる時もありますね。
まとめ
一人暮らしをした事ないなりに、色々書いてみました。一人暮らしをしたらきっとこんな感じなんだろうなと思いながら想像して書きました。一人暮らししている人からしてみればまだまだ調べが甘いかも。
しかし、一人暮らしをする理由は、人それぞれの理由です。単純に親兄弟から離れたいだとか、自活したいとか、大学あるいは就職で親元を離れたりだとか本当にたくさん理由があります。
ですので、ここで書いたメリット、デメリットが当てはまらない方もいるかも知れません。実際は、もっとえげつない一人暮らしをしてらっしゃる方もいると思います。
一人で住んでいる人は一人暮らしの苦労とか面白い部分がたくさんありますし、まだまだこんなもんじゃないのかもしれないですね。
あなたも経済的に余裕があるならば一度くらい一人暮らしチャレンジしてみても良いのではないでしょうか?
頑張る若者を応援しています。
実家暮らしで何がわるい
こんにちは。ひろきてぃです。
実家暮らしってどう思いますか?自立していないイメージがありますか?一人暮らしするのが一人前で、実家暮らしは半人前ですか?
社会人になっても実家暮らしでもいいじゃないか。今回はそんな記事を書きます。
ビバ実家
実家暮らしってぶっちゃけ楽です。というのはだいたい両親が居てくれます。ホームシックとは無縁ですし、怪我や病気など何かあった時に助けてもらえたりします。
また、家事、炊事も楽ちんです。これは賛否が出そうですが、実家のご飯は美味しいものです。さらに、食事の用意や洗濯を自分でやらなくて済むという特典もあります。繰り返しますがこの話は賛否が分かれます。
自室を確保できます。なぜなら、自分にとって一番快適なプライベート空間を過ごせるのは自室だからです。なぜなら、誰にも気を使わず、気兼ねなく使えます。
そして、お風呂トイレが分かれているという利点もあります。だいたいの家はこんな感じのはずです。実家が、一軒家ならまず分かれています。
風呂、トイレが分かれていないと気が済まないって人は多いですよね。私もその一人ですが、その問題が解決します。綺麗な状態が整っているわけですから最高ですよね。
家賃、光熱費などの費用がかからないというのが最大のメリットではないでしょうか。これも議論の余地がありそうな話ですが、実家に住んでいれば費用はゼロです。自分の財布から出す必要がありません。
実家暮らしなら、引っ越しや荷物整理を考える必要がありません。移動する必要がありませんからね。そこら辺の費用や悩みを持つ必要がないのもいいところですね。
デメリット オブ 実家
親、兄弟がうるさく干渉してくる可能性があります。なぜなら、そこは実家です。ある意味住まわせてもらっている立場なので、肩身の狭い思いをするかも知れません。
実家なので、家族に気を使うことはないのですがある程度歳を重ねて実家暮らししている場合は、ほぼ確実に両親の介入があります。将来のことをしつこく聞かれたり、いつまでも心配されてしまいます。
さらに、家賃や光熱費を自分で払うことはありませんが「家賃」代わりにお金を入れなくてはならなくなる場合もあります。親から自分の働いた給料など徴収されて、費用に当てられてしまいます。
家事、炊事をやってもらえるので非常に楽なのですが親にばかり任せていた為に、いざという時に何もできなくなるリスクがあります。
いい歳した大人が小さな子供みたいに何もできなくなるのです。これは恥ずかしいですね。
また、自室を自由に自分で使えますが大人になると色々プライベートでありますよね。ぶっちゃけると、自室に彼女や女の子を連れ込める可能性が非常に低くなります。そうなると気兼ねなくイチャイチャできなくなります。
風呂やトイレが分かれていても、風呂掃除やトイレ掃除をやらなくてはならなくなることもあるでしょう。子供を実家に住まわせている以上、親も何もさせないことはないのです。
実家暮らしである以上自分の自由にいかないという点では、一人暮らしに圧倒的に劣る部分でもあります。
友達も満足に呼べないですし、どんちゃん騒ぎやバカ騒ぎもできません。ニコ生もYouTubeも実家ではなかなかできません。家が広いならともかく普通の家なら、あまりおすすめできません。
ある程度の期間、実家にいると、いい加減に一人暮らしをしろと親にうるさく言われるかもしれません。
また、実家暮らしだと自分のステータスにも響いてくる時もあり「自立できていない」「すねかじり」「未だに実家(笑)」など馬鹿にされることもあります。
まとめ
しかし、高齢者や老老介護などが近年増えてきており、両親が既に高齢だという人もいると思います。中には年老いた親の世話や介護をしなければならない人もいるでしょう。
そうなった時、否が応でも両親と同居する必要があります。兄弟などいれば、話し合ってどうするか決められますが、一人っ子だったら話し合いもできません。話し合いができないならば必然的に同居となりますよね。
両親と同居しているなら実家暮らしだというならば望んでいなくてもそうしてる人もたくさんいます。実家暮らしだからといって、それを馬鹿にしたり否定したりするのは待った方がいいです。
ちなみに親は、めちゃくちゃ何か言ってくると思うのでそこのメンタルが持てばの話です。笑
自分が歳を重ねていくたびに、親というものがわずらわしくなってくるものです。
もちろん、親のすねをかじって何もせずに暮らしている人は、馬鹿にされたり否定されたりしても、文句を言える義理ではありません。世間の風当たりもなかなかキツいです。
実家暮らしには、実家暮らしなりの良し悪しがあるので馬鹿にしたものではありません。
高齢者がドンドン増えてきて、孤独死などが話題になっていますので、実家暮らしに抵抗のない人はやってみてはいかがでしょうか?
嫌なやつと仕事するときは拒絶ではなくまず受け入れろ。
こんにちは。ひろきてぃです。
台風が凄かったですが、通学や通勤は大丈夫でしたか?台風の中でも、通勤しなきゃならないのはサラリーマンの辛いところです。
仕事をしている中で誰もが一度は嫌なやつと一緒に仕事することってありますよね。嫌なやつと顔を合わせると思っただけで、会社やバイトに行きたくなくなることってありませんか?
そんなの考えるだけで、憂鬱になりますよね。
そこで、私が嫌なやつと仕事をするときどんなふうに気持ちを整理して、どんなふうに割り切って乗り越えて仕事したのかを書きたいと思います。
《目次》
実際に何をしたか
実践した方法というのは、ノウハウ的なことでもおまじないのようなことでも何でもありません。ごく単純な話、自分にとって嫌だと思うことと逆のことをしただけです。
「嫌なやつほど嫌だ嫌だと思っていたら寄ってくる」ということが分かったので、私はその人を嫌なやつではなくて、逆に良いやつとして扱っていくことにしたのです。
嫌なことを少しずつ良い方向に考えてみて、嫌なやつと顔を合わせたら、世間話やくだらない話をしてみるとか、話しかけられたら会話を続けてみるとか、仕事を一緒に手伝うなどしました。
嫌なことに意識を向けていると、意識を向けた方の出来事が起きるという現象があります。ここをわかりやすくいうと「嫌な予感」ってありますよね。
その「嫌な予感」に対して意識ばかり向いていると嫌な予感がバッチリ当たってしまう。逆に「良いこと」「ウキウキする予感」などは、ほとんど当たらず肩透かしをくらうことが多いと思います。
プラスの出来事よりマイナスの出来事の方が人間はイメージしやすいという仕組みがあるようなので、この方法をやってみました。
しかし嫌だと感じるマイナスの感情は、人それぞれですので私が感じた嫌なことを例にあげてみましょう。私の場合、顔を合わせたり、話をしたり、同じ空間に二人でいたり、一緒に仕事をすることが「嫌」なことでした。
一番肝心なのは「嫌」ということに注意を向けないようにすることです。相手のマイナスの部分ではなくプラスの部分をみるようにするといいです。
嫌なやつを受け入れないようにするのではなく、むしろ受け入れられるようにしてみると随分気が楽になります。
このように考え方を変えていったところ、シフトがほとんど被らなくなり、それどころか嫌なやつに対する嫌な感情が徐々に消えていって気にならなく思えるようになりました。
そしてその人が職場から退職することになった時、まぁそんなこともあったよねってくらいに気持ちが消化できました。
ここで注意したいのはいきなりガッツリ行くとストレスが半端じゃないので、無理のないように行くのがコツです。
嫌なものは嫌なんです
その同僚が「嫌なやつ」になったきっかけは、いちいち癇に障るやつだなと思ったことが始まりでした。
その人は私より年下で、職場では先輩だったのですがものの言い方がいちいち癇に障るやつで、常に他人を見下した感じと面倒くさい緊張感と「俺、意識高いから」みたいな雰囲気が大嫌いでした。
私の方が歳はずっと上だったので、すごく丁寧で、気を使って言ってくれてたのはわかっています。
でも、それがまた鼻につきました。
嫌なやつとどう接していたか
仕事以外の会話もなるべく避けその同僚のそばにいかに寄らないようにするかばかり考えていました。
しかし、残念ながら漫画やゲームが好きということで会話はできましたが、会話を膨らませようとはせずにすぐに切り上げるようにしていました。
その人と関わるのも嫌だったので傍を離れたり関わらないようにしたり、話しかけられても、愛想笑いと無難な言葉を選んで、下手に盛り上がらないように、私はイライラしないようにいかにその同僚と離れるか必死でした。
その同僚とローテーションをずらしたり、雑事を見つけたり、離れたところで仕事をするなどしました。しかし、毎回できるパターンではなかったので改善するしかないと考えていました。
やり過ごせたきっかけ
いつものように移動中に携帯をいじっていて「嫌なやつ 離れる 方法」みたいな感じで検索していました。物理的に離れる方法は、ほぼ不可能だと思っていたので、間接的に離れられる方法を探していました。
探していると、結構いろいろと方法が出ていましたがその中でとあるサイトに目が行きました。
そのサイトには「嫌なやつほど嫌だ嫌だと言っていたら寄ってくる」ということが書かれており、さらに「好きな人ほど好き好き言ってると離れていく」みたいなことも書いてありました。なるほどなと思いました。
ずっと嫌な同僚のことをどうするかばかり気にしすぎていて、その同僚のことばかり考えていました。しかし、それでは余計に寄って来るだけだと書かれていたので、私は実践してみることにしました。
その実践を行って、相も変わらずその同僚にはイラつくこともありましたが、少しずつ効果は出てきました。
その結果、その人が職場から退職することになった時、まぁそんな感情もあったよねってくらいにまで嫌な気持ちが消化できました。
まとめ
嫌なやつ、苦手なやつというのはどこにでもいるものです。きっかけは色々あると思うのですが、嫌い続けていくよりも考え方を上手く変えていくと楽になります。
ある一面だけではなくて、多角的な面をみることで嫌な部分だけではなく良い部分も見れるようになってきます「嫌なこと」に注目し過ぎると「嫌なこと」しか起きません。
意識を向けた方の出来事が起きるという現象があるのです。今までマイナスに向けていた意識をプラスに向ければよいのです。
しかし「良いこと」ばかりに注目していてもいけません。人間も環境も物事の良し悪しを気にしないようにしてみると気楽になります。
考え方を変えるのは簡単ではありません。でもどこにいても何をしていてもできることですので、苦手なやつがいたり嫌なやつがいる仕事場や生きていく中で様々な部分で役に立てばと思います。
最遊記RELOAD BLASTの紹介&レビュー
こんにちは。ひろきてぃです。
読書の秋ということで、漫画を読んでいます。え?漫画は、読書じゃない?読むことには変わりないんでいいんです。
あなたは漫画を読んでいますか?
学校へ行きたくなくても会社が辛くても漫画を読んで元気に頑張ってください。心がウジウジした時に読むと良い漫画がありますよ。それをあなただけにおすすめします。
その漫画のタイトルは「最遊記RELOAD BLAST」です。
最遊記RELOADの続編で、三蔵一行がさらにパワーアップしています。三蔵一行の個性はそのままに、過激で刺激的な作品になっています。
2018年現在連載中ですが、この作品を紹介していきます。
最遊記RELOAD BLASTとは?
『最遊記RELOAD』の続編にして、『最遊記』シリーズの最終章と位置づけられた作品。『コミックZERO-SUM』2010年2月号(2009年12月28日発売)より絶賛連載中です。
最遊記RELOAD BLAST
作者 峰倉かずや
出版社 一迅社
掲載誌 コミックZERO-SUM
発表期間 2009~連載中
巻数 既刊 3巻(2018年現在)
連載中ですので、現在3巻となっています。
作品の特徴
最遊記最終章ということで、終わりに向けて物語が進んでいきます。特徴というか三蔵一行の容姿や服装など、前作RELOADとほとんど出で立ちは変わっていません。
戦闘シーンにもより磨きがかかり読んでいて、ワクワクします。やはり、歴史を感じますね。格段に良くなっています。しかし、ダメージを受けた時のリアルな描写もパワーアップしています。
流血だけでなく、傷口も生々しく描かれていてその部分を受け付けない人やリアルなグロい描写が苦手な方はあまり読まない方が良いかも知れません。
RELOADの頃に顔出し程度に出てきたキャラクターがかなり物語にとって重要そうな位置で出てきます。
今までに張られてきた伏線や謎が回収されていくと思います。しかし、掲載雑誌が月刊誌なのと峰倉先生の体調やその他諸々で、連載されてから10年を経とうとしています。
下手したら、終わるまでにもう10年くらいかかるかも知れません(笑)しかし、私は終わりまできっちりと須らく看ますよ。
作品の見どころ
この作品では、最後の三蔵法師が現れます。既刊ではまだ3巻なので、これからどうなっていくのか定かではありませんが、漫画を読み進めていくと、いきなりの展開が待っています。
三蔵一行の旅もBLASTでも波乱にみちていて楽な旅ではないということです。また、BLASTでは紅孩児サイドに変化が現れます。どのような変化なのか漫画で読んでみてください。長年の読者には、ショッキングな内容です。
BLASTになって、これでもかというくらい三蔵一行が色々ぶっ飛ばしているのも特徴です。
作品の始まり方も三蔵一行らしくてすごく楽しいです。少しメタ的な発言をするのですがやはりと言いますか、彼らの鉄板ネタのような感覚で安心します。
ダチョウ倶楽部さんの「押すなよ」くらい安定した鉄板ネタです。
そちらも注目して欲しい部分です。
単行本の後ろに描かれている、最遊記の番外編もめちゃくちゃ面白いですよ。こちらはRELOADくらいから載っているので、合わせて読んでみてください。
めちゃくちゃギャグですよ。(笑)
作品のこだわり
最終章と言うこともあって峰倉先生も気合いが入りまくっていると思います。最遊記、RELOADの良さを取り入れつつさらに進化している印象です。
キャラクターの変化や勢力の変化がはっきり現れてきます。ネタを出し惜しみしていないで思いっきりぶち込んでいる感じがします。
また、キャラクター同士のやりとりにもそうとう力を入れていて、作中の旅は2年くらいですが先生とキャラクター達は実際は10年以上の付き合いですのでそこに、込められている想いは並じゃないです。
一人一人の味や色が出てきますし、漫画といえどキャラクター達は生きていますので、案外峰倉先生を困らせているかもしれないですね。
大元の話の筋を中心にしていますが、作品全体としてキャラクター達は勝手気まま自由に動いている感じがします。その自由な感じが好きなのですがこれからの三蔵一行が非常に楽しみです。
500年前、そして現在へと続く物語がどのようにして交差し終わるのか今から楽しみです。
これからの最遊記
今まで謎に包まれていた牛魔王蘇生の概要や悟空と哪吒の500年越しの再開がどうなるのか色々と分かってくるでしょう。
最後の三蔵で、最遊記シリーズ初の女性の三蔵法師「紗烙(しゃらく)」と出会い「玄奘」三蔵がどうなっていくのか注目です。
烏哭や牛魔王、紅孩児サイドの動きも気になります。そして、500年の永き眠りから覚め哪吒太子が現世に降り立ちます。なぜいきなり意識を取り戻したのか、再び牛魔王を討伐するのかという謎もあります。
なにせまだ、連載中ですので少しずつ謎が解けていっているはずですが、先が気になる人は本誌コミックZERO-SUMを読んでください。
どんな人におすすめ
最遊記、外伝、RELOADを読んだ全てのファンの人に読んで欲しいです。最遊記を読むのは今からでも遅くはありません。去年アニメ化もしましたし、最遊記はまだまだ爆進中です。
アニメから入っても原作から入っても楽しめます。BLAST連載中ですので、全然追いつけますよ。
まとめ
最遊記、外伝、RELOADと最遊記シリーズを伝えてきました。どの作品も内容が濃いので手に取って読んでみてください。最遊記はキャラクター全てが主人公です。
漫画で読んでいたり、アニメを見ていたりすると一人一人の推しメンが出てきます。その推しメンについて友達と語り合うのがまた、醍醐味です。
小さな子供が読むには少し早すぎますが、ある程度の年齢の人なら、男女問わず読める作品です。決して、読むのをためらうような漫画ではありません。むしろ広めて欲しいです。
確かに、初期の絵柄に抵抗はあるかも知れませんが、内容は巻が増える事にパワーアップして良くなっています。キャラクター同士のやりとりも楽しいです。
月刊誌なので、コミックスが出るのにかなーり時間がかかってます。(笑)そこが玉にキズですが、最終回までしっかりとこの作品を見守っていきたいと思います。
最遊記RELOAD BLASTの紹介は以上です。
おつきあいいただき、ありがとうございました。
- 作者: 峰倉かずや
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2017/10/31
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
最遊記外伝の記事レビュー
こんにちは。ひろきてぃです。
あなたも漫画を読んでいますか?
私はまだ最遊記RELOADを読んでいる途中ですが、以前の記事に書いた『最遊記』『最遊記RELOAD』そして『最遊記RELOADBLAST』に続く物語をより深く楽しむためにこの作品を紹介していこうと思います。
その作品とは「最遊記外伝」です。
最遊記外伝とは?
『月刊Gファンタジー』で1999年から2003年まで連載されており、その後『コミックZERO-SUM増刊WARD』にて2003年から2009年まで連載された。単行本は全4巻
本作の物語は『最遊記』『最遊記RELOAD』そして『最遊記RELOADBLAST』へと引き継がれていく。そのため、本作登場キャラクターが本編の登場キャラクターに関わりを持ちます。
最遊記外伝
作者 峰倉かずや
出版社 エニックス (現・スクエア・エニックス)→ 一迅社
掲載誌 月刊Gファンタジー→コミックZERO-SUM 増刊WARD
発表期間
月刊Gファンタジー 1999~2003
コミックZERO-SUM 増刊WARD 2003~2009
巻数 全4巻
あらすじ
『最遊記』シリーズ本編の前日譚に相当する物語。
『最遊記』の時代から遡る事500年、舞台は神々の住まいし天界に1人の子供が連れてこられた。
下界の巨岩から生まれ、災いの象徴とされる金晴眼を持つ幼児。黄金の瞳を持つ少年・孫悟空。
天界で永遠のような退屈を過ごしていた金蝉童子は、観世音菩薩の命により、その幼児を育てることになる。
黄金の瞳を持つ少年・孫悟空の出現によって、常に桜咲き誇る常春の世界が、ゆっくりと確実に希望と破滅に向かって動き出す。
『お前は誰かの太陽でいられるか?』
この物語から、最遊記が始まる!
最遊記シリーズとの相違点
最遊記シリーズとは違い舞台が天界となっております。全体的に浮世離れした世界観になっていて、極楽浄土のイメージです。
しかし、天界に軍人がいたり帝がいたりこちらの世界と変わらない部分もあります。上層部が腐敗しているというのも親近感が湧きます。ふわふわしていて優しい雰囲気ではないですね。
最遊記本編とよく似たおもかげを持っている登場人物が出てきます。彼らの転生前の姿なのか同じ魂を持つ別人なのか定かではありませんが彼らと悟空とのやり取りも必見です。
作品の見どころ
最遊記の時代よりも遥か前の時代の物語となっています。原典の西遊記も悟空が天界で暴れてお釈迦様に、地上へ追放されますよね。最遊記では、原典とは異なった結末で書かれています。
最遊記外伝は本編よりも過去に起こった物語で、ネタバレしてしまうと悟空はこの作品で「たいせつなもの」を失います。悟空に待っているのは別離です。
そして、どのように三蔵と出会うのか、なぜ悟空は山頂へ閉じ込められていたのかが判明します。
外伝は涙なしでは読めない作品です。この頃の悟空は本当に小猿ですが、いい子です。そして「彼ら」によく似た人物が出てきます。本編との微妙な違いも確認してみてください。
連載年数が、長いので絵柄がめちゃくちゃ変わっているのも密かに楽しめますよ(笑)
最遊記の前日譚ですので、外伝に登場する最遊記ゆかりのキャラクターが限られています。ですが、外伝だけ読んでも話の流れはあまり気にしなくても大丈夫なようになっています。
峰倉作品特有のキャラクター同士の掛け合いもあります。それがとても自然で読んでいて面白いのでつい最遊記の世界に惹き込まれてしまいます。
絵柄は、最遊記の連載当時のものですので古臭いです。しかし、最遊記の記事で書いたようなBL臭さはありません。一巻ではあまり派手な戦闘シーンはありませんので、単調とかではないです。
戦闘よりもキャラクターの心理に比重を置いているように見受けられました。漢詩の引用や井伏鱒二の引用などもあり、密かに勉強もできます。
作品全体を通していえることは、この作品は悟空は「たいせつなひとたち」を失います。それが、本編の誰かを失うことに対して強烈なトラウマに繋がっていくのです。
本編の悟空は精神的にも強くなっているので、彼なりにうまく消化していますが、外伝の頃の悟空はまだ小猿ですので心に深い傷をおってしまいます。
「たいせつなひと」を失うシーンは本当に感動します。彼らの生き様をまざまざと見せつけてくれて、すごく彼ららしく死んでいきます。死に様も潔くてカッコ良いです。
殺しても死ななそうなキャラクターだけにあんな感じにいなくなるのかという喪失感もたまらないです。
最終巻のラストの観世音菩薩がめちゃくちゃ良くて、普段は仕事しなくて卑猥で淫猥な適当なイメージですが、優しすぎるんですよね。まさに菩薩ですよね。おいしいところを持っていきます。
天蓬と捲簾の大人同士、悪友同士のやりとりや悟空と金蝉の親子っぽいやりとり、金蝉と天蓬の友人としてのやりとり、悟空と捲簾のきょうだいのようなやりとりが必見です。
日常の会話の書き方が、本当に上手いのでキャラクター同士の会話も作品の楽しみの一つです。
外伝はとにかく別れの話ですので終わりに近づいて来る度に泣けてきます。ハッピーエンドな終わり方ではありません。ただ、悟空はある意味よかったのだと思います。
彼にとって一番良い終わりの迎え方だったのだと思います。そして、三蔵と出会い悟空はまた走り出すのです。
作品の特徴
舞台や登場人物などは原典の西遊記をモチーフにしていますが、内容は当然峰倉先生オリジナルです。悟空と彼らとの出会いと別離を丁寧に描いています。
天界が舞台ですが、神々しい雰囲気というよりもほとんど下界と同じ雰囲気です。下界にある俗な物も出てきますし、良くも悪くも人間味があるキャラクターが多数登場します。
生きること、生きていく、とはどういうことなのかというメッセージをダイレクトに伝えてきます。生きることについて、襟を正していきたくなる作品です。
作品のこだわり
主人公達や敵キャラクターには強烈な個性をつけています。敵の親玉は本当にただの悪人で器の小さな自分勝手なキャラクターです。
烏哭やカミサマなど、遊び感覚で三蔵一行と敵対していてどこか憎めない悪役や紅孩児など信念や目的を持って行動している敵サイドがいるのに対し、外伝の悪役は本当に悪党です。
ですが、とんでもない悪人の方が読者も感情を乗せやすく物語にスッと入っていきやすいのかなと思いました。
キャラクターの退場のさせ方も、ただ闘って死んでいくのではなくてそれぞれの散り方があって峰倉先生のこだわりが見えました。
どんな人におすすめ
最遊記ファンの人達には是非読んでもらいたい作品です。漫画だけではなくOVAなどでも展開されているので、そちらもおすすめします。
最遊記を読んだよという人にも、もちろん読んでいただきたいです。最遊記の前日譚で最遊記、RELOAD、RELOAD BLASTと話が繋がっていくので読んで間違いないです。
順番としては、外伝から読んでも問題は無いと思いますが最遊記を読んでから外伝を読んだ方が「最遊記」という作品を深く知ることができます。
峰倉作品のファンなら、絶対読んでください(笑)
まとめ
最遊記外伝。連載はとっくに終了しているのですが、今でも手に取って読みたい作品です。話の先は分かっているのですが、読む度に号泣します。
そう言えば外伝の表紙も綺麗なんですよね。何となく天界の雰囲気が出ていてキラキラしています。
単行本は、全四巻と短いですが、四巻という巻数の中に濃厚な内容が詰まっていて、読んでいるうちにあれよあれよと、最終巻まで読み進めてしまいます。
最遊記外伝は最遊記の登場人物があまり出ませんが、外伝のキャラクターもいい味出ていますのでそちらも注目してみて下さい。きっと最遊記シリーズの見方が変わってきますよ。
以上。最遊記外伝の紹介でした。
また、お会いしましょう。
最遊記外伝 全4巻完結 (ZERO-SUM COMICS) [マーケットプレイスセット]
- 作者: 峰倉かずや
- 出版社/メーカー: 一迅社
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る
最遊記RELOADを読んでいるので紹介します!
こんにちは。ひろきてぃです。
あなたは漫画を読んでいますか?
漫画は子供向けではありますが、大人が読んでもいいものです。つくり手は大人です。大人が作った作品を読まない手はありません。読みたい漫画がないならおすすめの漫画を紹介します。
私は、前回読み直した漫画がありましてその本を先日読み終え、その続編を読み始めました。私が読んだ作品で最遊記の続編といったら、もちろん何だかわかりますよね。
「最遊記RELOAD」です。
「最遊記RELOAD」は最遊記の後に発表されたお話で、前作よりもさらに西へ進んで行きます。
今回は最遊記RELOADという作品について紹介していきます。どうぞお付き合い下さい。
《目次》
「最遊記RELOAD」とは?
最遊記RELOAD
作者 峰倉かずや
出版社 一迅社
掲載誌 コミックZERO-SUM
発表期間 2002~2009
巻数 全10巻
前作の終了からすぐに、次が始まっていますね。
彼らは決して立ち止まらないということでしょうか?前作はGファンタジーでしたが、掲載誌が変わって、コミックZERO-SUMとなっています。
私が自分で本格的に読み始めたのはRELOADからですね。ZERO-SUMの雑誌も毎回買っていましたし、情報もチェックしていました。最も夢中になっていた時期がRELOADでした。
ここで、最遊記RELOADとはどんな作品か気になりませんか?
気になるあなたにあらすじをご紹介します。
あらすじ
人間と妖怪が平和に暮らす桃源郷。しかし、そんな桃源郷に突如として暗雲が立ち込める。負の波動によって各地の妖怪たちの暴走が広がるなか、異変の元凶となっている牛魔王の蘇生実験を阻止するために三蔵一行は西へと向かっていた。
ストーリーは『最遊記』から約半年後、旅に出てから一年が経った桃源郷が舞台。前作『最遊記』に引き続き、彼らが1人の"男"として大きくなった過去編も充実している。
ヘイゼル=グロースとその従者ガトという敵か味方か未だ分からない男たちも加わり、さらに現在と過去を繋ぐ人物・烏哭三蔵法師も姿を現す。衣装も新たに再び弾が込められた彼らは、また走り出す。
ちなみに衣装を変えた犯人は八戒だったり。
前作に比べて「人間と妖怪の関係」に焦点を当てたストーリー構成となっており、人間だけが被害者とはいえないエピソードが描かれるなど、重い展開が見どころ。
前作との変更点
RELOADは三蔵一行の衣装がカッコよくなっています。特に悟浄。正直、悟浄スタイルは憧れました。しかし、私の足が短すぎたのと、イケメンではなかったので夢は潰えました。いきがっていた高校一年生でした。
三蔵はほとんど変わっておらずブーツになり、悟空はハーフパンツ気味に、八戒はシャツINしていた状態からシャツを出すスタイル、悟浄はジャケットに黒のパンツです。
三蔵曰く法衣は伝統的なもので、最高僧「三蔵」としての正装だから変えられないとのこと。
そして、最遊記RELOADオリジナルのキャラクターも登場しており、関西弁を話す退魔師の「ヘイゼル=グロース」とヘイゼルの従者「ガト=ネネホーク」という人物が登場します。
二人は西の大陸から来ており、西の人間は関西訛りがあります。見た目外国人なのに関西弁で喋っているのが何とも面白いです。
牛魔王サイドにも、動きがあり確実に牛魔王蘇生の準備が整っている様子。しかし、RELOADでは、あまり牛魔王サイドは絡んできません。
紅孩児ファンのあなたはドンマイです。
また新たに、三蔵一行以外の「三蔵」が現れます。三蔵一行の三蔵は「玄奘(げんじょう)」という名前ですがもう一人の三蔵の名前は「烏哭(うこく)」といいます。
彼は、裏で暗躍していましたがRELOAD終盤にて姿を現し玄奘三蔵一行と激突します。
三蔵一行はどのように攻略するのか、結末は是非その目で確認して下さい。
作品を見どころ
RELOADでは、三蔵一行の過去やオリジナルキャラクターの烏哭やヘイゼルとガトの過去話が掘り下げられています。
三蔵がなぜあんな感じになったのか、悟浄と八戒はなぜ一緒に暮らしているのか、三蔵はなぜ悟空を連れていったのかなどがわかります。
また、三蔵の師である「光明(こうみょう)」と烏哭の師である「剛内(ごうだい)」三蔵法師が出てきます。そして、烏哭三蔵が誕生するまでとヘイゼルとガトの関係も描かれています。
また、三蔵が持つ経文についても語られています。三蔵は本来「玄奘」以外に四人いて、それぞれが異なる名前と効果を持つ経文を守護しているそうです。
三蔵の守護する経文は全部で五つあります。
神々が世界を創造したとされる経文らしく、五つ集まるとどんなことが起こるか未知である為に意図的に五つ集まらないように三蔵達は各地に散って行動しているという事が三蔵の口から語られています。
RELOADでは、牛魔王サイドに二つ。玄奘三蔵が持つ経文が一つ、烏哭三蔵が持つ経文が一つ確認されています。最後の一つはRELOADの時点では不明です。
また、前作に比べて「人間と妖怪の関係」に焦点を当てたストーリー構成となっており、妖怪が人間を虐げる存在なのか、人間が妖怪に虐げられるだけの存在なのか、二つの種族間の対立がよりリアルになっています。
桃源郷で起こっている現実を知ることにより、半端者の悟空、悟浄、八戒はどのような選択をするのかが、見どころです。
ギャグパートもありますが、前作よりも重い展開が多いので本当にオアシス程度です。後半の物語になるに連れてハードさが増していきます。
そんなハードな展開が続くRELOADですが、私が何より驚いたのは悟空の成長っぷりです。
最遊記の頃はただの小猿だったのに小さな子供を守ったり、大人を諭したり、自分で物事を深く考えて決断したりと、成長が半端ないです。
すっかり大人の男になっています。
RELOADでは悟空にとって辛い別離があるのですが、その時の悟浄の台詞がものすごくカッコよくて、八戒の表情もたまらないんです。
何より悟浄の一言に全てが集約されています。
このシーンはRELOADを手に取って読んで下さい。
私は号泣しました。あなたもグッとくるはず
作品の特徴
絵柄が、今風でスマートになり綺麗になっています。前作よりも古臭さが無くなりました。また、BL要素はほとんどありません。仲間同士の絆や男同士の友情が描かれています。
ナヨナヨした友情ではなく、サッパリしています。
物語の舞台も西へ近づいているので、異国文化も多くなっています。中華風な感じよりもよりアジアンテイストになっている印象です。
また、戦闘シーンもド派手になっていて躍動感が出てきました。悟空達がよく動きます。
しかし、背景が淡白すぎて何が起きているのかわからないシーンもあります。
これは私だけかも知れませんが。
そして、最遊記の最大の特徴であろうリアルな表現がパワーアップしています。戦闘シーンのダメージの書き方がものすごくリアルなんですよね。
イケメンがゲロ吐くシーンってありますか?
キャラクターがゲロを吐く描写が、他の漫画にあったとしても、メインキャラクターが思いっきりゲロを吐くとかギャグ漫画かホラー漫画だけだと思っていました。
しかも、キャラクターの覚醒展開とか都合の良いものはないですからね最遊記は。
あくまで、三蔵一行の力だけで闘います。だからリアリティがあって泥臭さがあります。
しかし、強大な敵に挑む、苦戦する、ボロボロになって生還は最終巻の鉄板のパターン化しています。
またかという展開も多かったり、似たようなパターンもいくつかありますが、それでも安易に敵と決着をつけない所がまた良いですよね。
作品のこだわり
一見、三蔵一行の進む道に関係のなさそうなストーリーでも後になってキャラクターの成長や変化を与えています。人はそれを寄り道と言いますが、寄り道をしたことにより成長したり変化したりする描写が表現されています。
ハードな内容のストーリーですが、登場するキャラクターのクセとギャグ線が良い意味で強いです。そしてそれと対抗するように、ゲストキャラクターはものすごくキツい結末を迎えます。
それが、三蔵一行の行動に説得力を与えているのですが、読めば読むほど容赦ない描写が多いなと思うことがたくさんあります。やはり峰倉先生はドSです(笑)
RELOADでも、峰倉節は炸裂しまくりです。どうしてこう、読者を奮い立たせる台詞があんなに出てくるのでしょうか。
もはやこのやり方は、峰倉先生のスタイルですね。そりゃ、女性人気が高いはずです。
どんな人におすすめ?
それはもちろん「最遊記」を愛する全ての人におすすめしたいです。最遊記を読んだことがない人も、最遊記を読み終わった人も、最遊記を読み尽くした人も読んで欲しい作品です。
確かに、絵柄の好みもありますしキャラクターの生き方や台詞が鼻につく人もいるでしょう。
合わない人には合わない作品ですし、決して一般受けはしないとも思います。知名度のある作品ではないマイナー向けの漫画です。
でも、日常で悩んでいたり生き方で行き詰まっている人には、自分らしく生きるヒントが描かれています。三蔵の悟空達に向けた台詞が読者への説法みたいになっていて、読む価値はありまくりです。
最遊記RELOADを鵜呑みにして生きろとは言いませんし、人生のハウツー漫画ではありませんが、紛れもなく人の生き様と人生をどう生きていくかを描いた作品です。
まとめ
最遊記RELOAD、全10巻とボリュームたっぷりの大作ですが、まだ終わりではないそうです。最遊記RELOADを読むと最終巻で「RELOAD」に込められた意味が分かるようになります。
このまとめでは、意味をお答えしませんがそれはあなた自身で作品を手に取って読んでみて下さい。
内容が濃くて、腐向けの作品ではない事がきっとお分かりいただけると思います。読んでいるうちにキャラクター達にも、愛着が湧いて推しキャラができること間違いないです。
最遊記RELOAD全10巻。10年前の作品ですが、絶賛発売中です。ぜひ読んでみてください。
後悔はしないはずです。
以上。ここまでありがとうございました。
ではまた!
最遊記RELOAD 全10巻完結セット (ZERO-SUMコミックス)
- 作者: 峰倉かずや
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2010/12/01
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
最遊記を久しぶりに読み直したのでレビュー
こんにちは。ひろきてぃです。
最近とある漫画を読み直しました。私が中3の頃に、どハマりした「最遊記」という作品です。
あなたは最遊記という作品を読んだことがありますか?
読んだ事のあるあなたは、私と一緒に作品の良さを再確認しましょう。まだ読んだことがないあなたは、ぜひ一度は読んでみてください。
2018年現在、小説、最遊記外伝、RELOAD、最遊記異聞、RELOAD BLAST と色々な作品が出ていますが私が読み直したのが一番最初の「最遊記」です。最遊記シリーズの原点ですね。
読み直してやっぱりいい作品だなと思ったので、今年2018年にあえてこの作品のレビューをしていきたいと思います。
漫画連載データ
作品名 最遊記
作者 峰倉かずや
出版社 エニックス(現スクウェア・エニックス)
掲載誌 月間Gファンタジー
発表期間 1997~2002
巻数 全9巻
連載時1997年ですってよ。五年くらい連載したんですね。私が読み始めた時はすでに物語が終盤間近の2002年頃で、友達に全巻借りて一気読みしました。
その頃、丁度アニメもやっていて現在も一線で活躍している超人気声優さん達がキャストだったのでめちゃくちゃ流行っていました。グッズなんかもたくさん集めていたのは良い思い出です。
作品のあらすじ
物語の舞台は桃源郷-かつて天竺国に葬られた大妖怪「牛魔王」の復活を目論む者が現れた…その影響で、「負の波動」が桃源郷全土に広がり、桃源郷の人と妖怪の均衡は、妖怪達の暴走と言う『異変』により崩れ去った。
妖怪達は突如として自我を失い、凶暴化して人間を襲い始めた…混沌と化す桃源郷、この事態を重く見た観世音菩薩は三仏神を通じ、その元凶とみられる牛魔王の蘇生実験を阻止するため
「物騒な仏僧の超鬼畜生臭坊主・玄奘三蔵」「超・健康優良児・孫悟空」「キレたら怖い すっとぼけ保父さん・猪八戒」「男前 エロ ゴキブリ河童・沙悟浄」西域・天竺を目指す彼らの旅はここからはじまった。
最遊記とは?
原典はご存知、西遊記です。
三蔵法師が3人のお供を引き連れて天竺へ旅する物語です。こちらは天竺に経文を取りに行くのが目的ですが、行く途中に様々な試練があります。その試練を三蔵法師と3人のお供が知恵と勇気で、立ち向かっていく作品です。
しかし、最遊記は大妖怪・牛魔王の復活を目論む者の野望を阻止し「桃源郷」の異変を食い止め、三蔵が師より受け継いだ経文を取り戻すのが目的です。
ものすごく少年漫画っぽいストーリー、と思いきや中を見てみたらまぁ、自由です。本当に好き勝手やってますよ三蔵一行(笑)
そこが彼らの良いところなのですが、四人のキャラクターが濃すぎます。
また、西遊記では主に三蔵法師が主役だと思うのですが、最遊記では四人が主役だと思って間違いありません。
明確に誰が主役とは設定されていないと私は思って読んでいます。話の展開によってそれぞれのキャラクターにスポットが当てられているので、キャラクターのストーリーに深みが出ています。
西遊記をモデルにしていますが時代設定は、現代とほぼ変わりません。普通に自販機やキャッシュカード、ア〇パン〇ンなど存在しています。
逆に、時代設定を現代に近くしているから読みやすいかも知れません。
作品の主な見どころ
作品の世界観は人間と妖怪が存在していますが、種族の共存や対立、異種間の差別など私達の現実と何ら変わりないリアルな問題を取り上げています。作品全体として、スリリングでエキサイティングでハードな雰囲気です。
コメディ要素が多めではありますが、シビアなシーンもあり、キャラクターの生き死にが明確に描かれていて、各話のゲストですら普通に死んだりします。
ただ話が進むだけではなく、人間、妖怪問わず様々なキャラクターの生き様やドラマがきちんと描かれているところもポイントです。
また、三蔵達の取る行動が必ずしも正しいとは言えず、非常に後味の悪い終わり方も多いです。読んだあとに色々考えさせられる話もたくさんあります。
三蔵一行=正義の味方ではなく綺麗事を言わない、行わないのも魅力です。あくまで彼らの思うがままに行動して、それが結果的に人助けに繋がったりするのですが。
三蔵一行(作中ではこう呼ばれています)も破天荒ですが四人ともそれぞれの悩みや葛藤、深い心の傷を抱えています。四人組の出会いや過去など詳しく丁寧に描かれているのも特徴です。
牛魔王サイドのキャラクターは、いわゆる三蔵の持つ経文を狙う、三蔵一行の敵という立ち位置ですが普通の悪党ではなくて世界征服的な野望は一切ありません。
彼らにも、叶えたい願いがありそれを叶えるためには牛魔王の蘇生実験に加担しなくてはならないという事情があります。三蔵一行とは敵として闘うこともあれば、目的によっては共闘もします。
しかし、完全な味方にはなり得ないという不思議な関係です。敵、味方というよりは良き好敵手のような関係性でしょうかね。
敵に向かって土産用意しろとか、茶を出せなんて言わないですからね普通(笑)
作品の特徴
キャラクター男性陣はイケメンが多いです。そして男前が多い。女性だけではなく、男性読者も惚れるタイプの男キャラの書き方が上手いです。
女性キャラクターも可愛らしいです。そしてなんか色気があります。年増のおばさんとかも出ますが色気がやばいです。
作品上、女性キャラクターの見せ場は少ないですが、可愛らしさと色気がやばいので、そちらも注目してみましょう。
悪い点といいますか気になるところは「最遊記」に関しては絵やキャラクターが濃ゆくて古臭いです。
続編となるRELOADやRELOAD BLASTは絵柄が変わりあっさりとしたキャラクターの今風の感じですが、一番最初のシリーズなので濃ゆくて古臭いです。
また、作者がBL漫画を執筆していた時期があったために、BL臭さが多々あります。とはいえ少年漫画なので表現があからさまなものではなく、匂わせ程度です。
絵柄やBL臭さが苦手な人は、合わないかも知れませんが所々で出てくる三蔵の説法や他の三人組の台詞もカッコよくてグッときますし、キャラクターの仕草や雰囲気がやたらカッコイイので、注目して読んで見るのがおすすめです。
彼らの生き方やそれぞれのキャラクター同士の関係性を表している台詞も見どころです。
戦闘シーンですが、読んでいて生々しくて痛々しいです。私は好みですがドラゴンボールのような躍動感のあるバトル漫画を、イメージして読むと、動きの物足りなさと戦闘シーンのワンパターンな部分が目立つかも知れません。
流血や暴力が苦手な人も敬遠する作品です。
作品のこだわり
作中キャラクターの男性は、ほぼ喫煙者です。
見た目未成年の悟空(500歳以上)を除く
煙草を吸わなくても、煙管を吸っているキャラクターもいます。
煙草を吸うシーンが、どの最遊記シリーズも頻繁に出てきます。作者の先生も喫煙者のようですので煙草にこだわりがある事が伺えます。
また、場面の展開の仕方がドラマや映画のワンシーンを見ているみたいです。漫画を読んでいるというよりも、まるで紙版のドラマや映画を読んでいるような感覚です。
そして、三蔵一行はこれでもかというくらい出自が複雑です。四人とも例外なく心の傷があり、ある一定の年齢までは、穏やかなのですが急転直下、波乱に満ちてきます。四人とも少年・青年期は恵まれていたとは言えません。
峰倉先生のドSっぷりが、垣間見えます(笑)
牛魔王サイドのキャラクターには混沌の元凶もいれば、自分の知的興味で蘇生に加担している人物がいたり、悪事を働かなくてはいけない苦悩や罪のない人や妖怪を傷つけることに躊躇してる優しい奴がいたり複雑な一味です。
全体的に何を企んでいるのかわからない感じがまた、悪い一味感を出しています。ボスを蘇生して世界征服というだけではないことがわかります。
そういう見せ方も、この作品のこだわりなのではないでしょうか?
どんな人におすすめ?
結論を言えば、女性向けの作品ではあると思います。
少年漫画ですが、普通のエニックス系の漫画とは違い乙女系漫画のはしりの気がします。もちろん少年も読める作品ですが、内容が流血や暴力ですので、刺激は強いです。
男性人気もありますが、私の周りでは最遊記を読んでいる人はほとんどいませんでした。漫画好きの友達が読んでいる程度でアニメから入った人は、例外なく漫画を読んだ事が無かったです。
最遊記は一般受けする漫画ではありませんが、
爽快でスカッとする台詞とスリリングでエキサイティングなストーリーですので、読んで見るのはおすすめします。
人生観や生き様もきちんとしているので共感できたり私達の実生活でも役にたったり、救われたりすることがたくさんあります。
まとめ
何年かぶりに最遊記を読んで、やっぱり面白いなと感じました。絵は古いのですが峰倉節は変わっていないですし、三蔵一行もまだ初々しいです。
作品名は変わりましたが、未だに連載が続いているという事は、それだけ人気だということです。ワンピースやドラゴンボールに比べると一般知名度は全然ないかも知れませんが、私にとっては青春と言っても過言ではありません。
今やブログという素晴らしいツールもありますので、古くても良い作品をどんどん紹介していけたらいいなと思いました。
名作というには程遠いかも知れませんが、間違いなく最優良作品です。アニメも面白いですし曲もいいです。
あなたも、最遊記の単行本を見かけたら手に取ってみてはいかがでしょうか?
ウジウジした時や悩んだ時に読むと、きっとスカッとした爽快感が味わえますよ。
以上。最遊記レビュー記事でした。
またお会いしましょう。
最遊記 全9巻完結 (GFC) [マーケットプレイスセット]
- 作者: 峰倉かずや
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る